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勢いのまま、奪ってやった。
曖昧な関係なんて、もう我慢できなかったから。
俺は2年待った。
これ以上は待てない。
強引に組み敷いて、お遊びみたいな抜き合いから卒業だ。
いつの間にか追い抜いた背丈。
今は華奢だと言われる先輩の、色っぽい項が誘いをかける。
その誘いのままに、口付けた。
いやだ、いやだ、さんのすけ
そう可愛く啼きながら、俺に縋る腕。
泣いている顔は、背徳と快楽の狭間。
揺れる不安な目から溢れる涙。
俺は知ってる。
先輩、あんたが俺に傾いている事を。
手紙もくれないあの人よりも、身も心も全部やると言った俺が気になり始めている。
いや、気持ちの半分は俺のものだ。
だから怖かった。
あの人が・・・もうすぐあの人が迎えに来るかもしれない。
やっとここまで入り込んだんだ、この難攻不落の鉄壁の心の中に。
それなのに・・・。
「先輩、俺のもんになってよ・・・・。」
ひくりと震えた喉。
まだ揺らいでる?
濡れた目を覗き込み、もう一度懇願した。
かっこ悪かろうが、どうでもいい。
恥も外聞もかなぐり捨てて、俺はあんたに縋りたい。
離したくない、離れたくない。
だからずっと、一緒にいようよ。
俺はあんたを、一人になんてしないから。
あの人のようには。
「ずっとずっと、大事にするから・・・俺と一緒にいて。」
くしゃりと歪められた顔。
掌で顔を覆い、肩を震わせて泣きじゃくる。
好きなのに、愛してるのに、苦しめてごめん。
でも俺だって、苦しいんすよ。
泣きたいくらいに。
苦しいんだ。
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泣き腫らした目を見られまいと、決してこっちを見てくれはしない。
肩口に口付け、もう一度強請る。
「こっち向いて、俺を見て。」
俺だけを見て、と。
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昨日一人で絵チャに篭って描いてました^^;
次滝が欲しい!補給したいー!><
ちなみにこの小話の二人は、二年後の二人です^^;
説明不足でスミマセン((*´∀`))
また今からちょっとお絵かきしてきますー(多分
次滝~自己補給も、もう限界。+゚(゚´Д`゚)゚+。
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