昨日の文三木の続きですので、先にそっちを読んどいてくださいね^^
堰を切って溢れ出した感情は、押さえつけていた反動なのか抑えることができない。
潤んだ目、必死の覚悟と想いの詰まった視線。
しがみつく腕の力の強さ。
その全てが、狂わせた。
「三木ヱ門・・・・っ」
きつく抱きしめた身体は震えている。
「先輩っ・・・・好きです・・・・好きなんですっ!」
搾り出すような声は、堪えていたものを吐き出す恐れと歓喜。
その中に微かに混じる不安。
「好き・・・・ずっと・・好きだったんです・・。」
どんどんか細くなっていく声が、堪らなく愛おしい。
そんなに不安にならなくてもいいんだ。
私の方が、臆病だったのだから。
「私も・・・・お前が好きだ。」
どうしようもないほど、焦がれているんだ。
馬鹿だと笑われてもいい。
自分の足から動けず、結局お前から踏み出させた。
そんなずるい私を、思ってくれるお前がどれ程愛しいか。
「分かるか?三木ヱ門・・・、どれ程お前を想ったか。」
「先輩っ!」
大きく目を見開いた三木ヱ門の顔は、驚きと喜びですぐに笑顔に変わる。
頬を染めた目元に口付け、柔らかな唇を奪う。
くちゅりと音をたてて吸い付けば、一瞬震えた肩。
こくりと鳴った喉が、可愛い。
三木ヱ門の初心な反応は、腰をズンと重くした。
唇をクチュクチュと食み、舌でネロリと舐め上げる。
軽くした唇をかめば、潤んだ目がギュッと瞑られた。
漏れる吐息が、色っぽい。
「好きだ・・・。」
そっと三木ヱ門の身体を下ろし、怯えさせない様にそっと覆いかぶさる。
きゅっと閉じられた唇が、不安そうなその目が。
私の胸を滾らせる。
欲しい、全てを奪いたい。
こんな激しい想いは、三木ヱ門を怯えさせてしまうかもしれない。
分かっているのに、止められないこの衝動。
緊張の所為か、きつく握り締められた手。
そっと包み込み、握った。
「すまない・・・・・・。」
きっと、止める事など出来ないから。
逃がしてやる事も、無理だ。
呟いた言葉の意味を理解したのか、三木ヱ門はぷうっと頬を膨らませた。
そして恨みがましい目つきで睨む。
「ずるいですよ、そんな顔で・・・・そんな声で・・・。」
(抗えるはずが無いじゃないですか)
か細い声が呟く。
全くお前は。
「どれだけ私を喜ばせる気だ?」
微笑んでもらした私の言葉に、少し柔らかくなった笑みを見せる。
そんな顔の方がずるいじゃないか。
「後悔・・・するなよ。」
「先輩こそ。」
見上げてくる目は、しっかりとした意志を秘めている。
そうだ、覚悟するのは私の方なのだ。
すみません、また力尽きました・・・・^^;
あ、明日にはドエロで行きます・・・・orz
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