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錆浅葱

小話とアニメ感想
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じれったい文三木3

じれったい文三木、一応終了ー。^^;
何がじれったいって、私の更新速度。(笑)
何出し惜しみしてんだよー!大した事ないくせに!
と思われても仕方ないです、はい。(猛省)
昨日はエロを書く気になれず、逃げ出しました(笑)
碇シン〇くんの「逃げちゃ駄目だ」はあまり効きませんね。^^;
えーっと、結局インまではしてないです。(こら!
あの、ね。
やっぱりねっとりした表現はちゃんと裏作ってやらないと!
って、なけなしの脳みそが訴えるので。
でも一応R-18です!
書き逃げ!逃!!!

嵐のように施される熱い口付けは、所構わず降ってくる。
それによって熱く火照っていく体。
まるで自分のもじゃないみたいだ。
「せんぱっ・・はぁ・ん!」
ビクビクと与えられる刺激に跳ね上がってしまう、酷く恥ずかしいその姿に少し先輩が微笑む。
「可愛い反応してくれるな・・三木ヱ門・・・。」
いつよりも少し掠れた嗄声が、先輩の高ぶりをあらわしているようで、真っ直ぐに見つめられない。
低くて大人びた声が色気を増していて、大きな手や強い力に目眩がする。
「三木ヱ門、嫌か?」
優しい問いかけはずるい。
そんな訳あるはずないって、知ってるくせに。
「恥ずかしいだけです・・・・・。先輩が・・・か、か、カッコ良すぎて・・・・。」
酷く間抜けだ。
でも仕方ない、先輩に抱きしめられたいとか、もっと口付けて欲しいとか、触れて欲しいとか・・。
激しく渦巻いているこの感情とは裏腹に、経験のないこの身は震えてばかりだ。
「どうして恥ずかしい?お前は綺麗だぞ・・・?」
普段見せないような優しい微笑み。
左門や団蔵たちを褒める時の笑顔とも違う。
これは。
これは・・・。
愛しいものを見つめる優しい目。
滝夜叉丸を見て微笑む七松先輩の目が、酷く優しい事に気づいた時、それが人を慈しむ心だと知った、
羨ましいと思っていたその眼差しを、一番向けて欲しいと思っていた人から注がれたのだ。
満ち満ちたこの感情は、温かく優しい。
もうあふれ出しそうだ。
先輩が好き。
もう、自分の体の中にはそれしかないようだった。
「先輩・・・好き。大好きです・・・好きすぎてどうしたらいいのか分からないんです・・・。もっと抱きしめて欲しいのに、口付けて欲しいのに・・・なのに震えるばかりで・・・その。」
しどろもどろの私の言葉を、ゆっくりと聞いてくれる。
頭を撫でながら、嬉しそうに抱きしめてくれる先輩。
「お前は・・本当に・・。」
笑い声をあげ、先輩は優しい口付けをくれた。
「お前の望みは全て叶えてやる・・・・。お前が望むなら、いくらでも抱きしめてやる。どこででも口付けてやる。お前だけだからな、こんな破格の待遇は。」
にっこりと笑いながら言われた言葉は、あまりに魅惑的で頭の芯まで痺れさせた。
「その変わり、私がお前を抱きしめたいと思ったときや、口付けたいと思ったときは、お前がちゃんと叶えてくれるんだよな?」
意地悪にそう問うた先輩に、緩みきった顔で頷く。
「当たり前です!」
「よし。」
ひとしきり笑い合うと、自然と口付け合う。
少し荒れた先輩の唇は、触れるたびにゾクリと甘美な疼きを背に走らせる。
「んっ・・・・・」
甘い口付けから、深く・・・。
熱く口内を犯され、頭が回らなくなる。
上着の合わせから差し込まれたおおきな手が、胸元から腹を摩っていく。
その刺激に身を捩れば、少し体重をかけて圧し掛かられた。
「んっはぁ・・・!」
やっと開放された唇からは、自分の声とは思えない甘えた声音。
恥ずかしくて堪らないのに、その声に嬉しそうに笑ってくれる先輩を見たら塞ぐ事もできない。
先輩が喜んでくれることなら、何でもしたい。
私の頭の中には、もうそれしか浮かばなかった。
耳たぶを舐られ、そのままうなじを這う舌。
柔らかで熱い感触と、吸い付かれた痛み。
ちゅくっと恥ずかしい音が耳に響いて、恥ずかしさのあまり先輩の上着に爪を立ててしがみついた。
鎖骨から胸まで触れられ、もう全身が燃えるように熱い。
「あ・・・・んっ・・・・ぅ・・・やぁ」
「嫌か?ここは良くないのか?」
少し笑みを含んだ甘い声が憎らしい。
分かっているくせに、わざと聞くなんて意地悪です。
「いじ・・・・わるっ」
「お前が可愛いのが悪い。」
何ですかそれ。
睨んでみた所で、何の迫力もないことなど容易に想像できる。
案の定、先輩はにやりと笑い見せ付けるように肌に赤い後をつけた。
「んっぅ!」
「ここも良くないのか?」
「ひぃっあっ!」
いきなり下肢に手が伸び、ゆるく扱かれた。
急に与えられた快楽は、恐怖のように脳まで犯していく。
「やぁっ・・・・んんっ!はぁっ・・・・せん・・・ぱ・・」
「そんな声で鳴くな、押さえがきかん。」
涙で滲んだ目元に、チュッと口付けた先輩の額にもうっすら汗が滲んでいた。
上がった息が、先輩も欲情しているのだと気付く。
嬉しい。
ただ嬉しい。
ふっと自然に浮かんだ微笑に、一瞬先輩の顔が歪む。
「・・・・・・っ!」
「せ・・・せんぱ」
「・・すまん」
「え?」
何か気に障ることを言ったのだろうか?
先輩は不安になる私をギュッときつく抱きしめ、切羽詰った声でそっと囁いた。




「お前を奪うっ!」



激しい熱は全身を翻弄し、決して消えない痕をその胸に刻んだ。

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ハヂ
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自己紹介:
忍たま出戻り組。以前は伝半・清団でしたが今回はこへ滝にすっころぶ。その勢いで文三木や長仙・留伊・雑伊が気になり始めました。(気が多い)
毎日夕方10分間の為に、色々と頑張れる。

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