自分のPCの中にある音楽全部を、シャッフルで再生してみたら・・・・。
いきなり一曲目から『片翼の天使』ACバージョンがwwwww
吹いたじゃないか!!!!(笑)
いや好きだけど、嫌じゃないけどさ(´∀`;)
その次は持ってけ~でしたwwww
何で?コウダさんだとかウタダさんだとか居るのに!(笑)
って言うか、洋楽の方がいっぱい入ってるのに!
あー、もうこのVAIO手放せねぇよ❤(≧∀≦)
さて、今日の小話は~~~
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「あー。ひまだねぇ・・・」
ぼぅっと空を見上げる喜八郎に、既に誰も起こる気力はなかった。
「・・・・喜八郎、手を動かせ。」
「ん?どうしたの滝夜叉丸。何だか青筋が立っているようだけど?」
「何暢気な事いってんだよ!!!お前の塹壕を埋める為にこうやって休みの日に泥まみれになってんだろう!」
「三木ヱ門~、そんなに怒んないで~。」
間延びした声でなだめるタカ丸に、いらっとくる三木ヱ門。
「タカ丸さんはもう少し怒った方がいいですよ!」
先ほどからタカ丸だけは楽しそうに笑っている。
一体休みを返上しての同級生の尻拭いなど、何が楽しいのか?
三木ヱ門は付かれきった顔で項垂れた。
「・・・三木ヱ門?何か俺にも怒ってる?」
「・・・・・いいえ、ただの八つ当たりです。」
「分かっているならお前も口より手を動かせ。」
「っっ!!!」
「た、滝夜叉丸ー。物には言い方ってものがぁ・・・!」
「滝夜叉丸ー!!!!!!」
「三木ヱ門、そこにはトシちゃん改があるよ。」
喜八郎の忠告に、ハッとするも説き既に遅し。
「はやくいえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「三木ヱ門ーーーー!」
「馬鹿が・・・。」
「あれまぁ。」
三木ヱ門脱落。
「俺はもう登らない。登って手伝ってなんかやんない。」
「じゃあそのまま埋めるぞ。」
「合点!」
「ちょ、ちょっと二人とも!!!」
慌てて止めに入るタカ丸。
喜八郎は面白半分で、本当に土をかぶせようとするし。
滝夜叉丸は疲労からか、いつもより三木ヱ門に対する態度は冷たい。
「わっっぷ!ほ、本気で土をかけるなぁ!」
「だったらさっさと登って来い!」
「だってさ。馬鹿ヱ門。」
「あ、綾部!お前どさくさに紛れて!」
「も、もう~~!」
焦るタカ丸の叫びなど、聞こえないといった態度。
四年い組の、ありそうでなさそうな団結力は実は酷く固いようだ。
のらりくらりと塹壕を埋めようとはしない喜八郎と、黙々と土を盛る滝夜叉丸。
何だか椀子蕎麦のようだと、タカ丸は思った。
「三木ヱ門、観念して登っておいで?」
困ったように微笑むタカ丸に、流石に三木ヱ門もこれ以上駄々をこねられないと観念する。
差し伸ばされた手をとり、小さく嘆息した時頭上から悲鳴が上がった。
「う、うわぁぁぁぁ!」
「ひぇ?」
顔を上げた途端目にした光景は、宙を舞うタカ丸の姿。
まるでコマ送りになったようなその一瞬。
塹壕のそばに、笑いながらタカ丸を突き落とした喜八郎の姿を三木ヱ門はしっかりと見た。
「わぁっぷ!!!!!」
「ぐぇ・・・」
タカ丸に押しつぶされた三木ヱ門は、ヒキガエルのような悲鳴を響かせた。
その後、流石に度が過ぎた喜八郎の悪戯に滝夜叉丸の怒号が響いたのだった。
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