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錆浅葱

小話とアニメ感想
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背中

書いてみたら、R-16(微妙)ぐらいになったので、つづきからどうぞ。(^^;)
滝がFとかしてますが、まあ・・・大丈夫?(笑)
何かカッコよいこへとか無理でした・・・。orz
ま、いつもの事だけどさ!(TvT)









ちょっといやんvvな、こへ滝小話はつづきから↓





まぁるい月が、しなやかな肢体を綺麗に映し出している
上着を羽織っただけの小平太の背は、逞しくて見とれてしまう。
事後のけだるい身体を布団にうずめ、滝夜叉丸はぼんやりと酒を煽るその姿を見つめた。
あんなものの、何が美味いのか?
酒の味がよく分からない滝夜叉丸は、杯を手に月を見上げる小平太の感じているモノが分からなかった。
何が楽しいのだろう。
そんな単純な興味が、そろりと身体を動かす。
じわりと近付いて、組まれた足に腕を乗せてもたれかかった。
「どうした?珍しいな。」
甘えに来たように見えたのか、小平太は嬉しそうに滝夜叉丸の頭を撫でた。
しかしその目は月を映したままで。
それが気に入らない。
むぅっと顔を顰めて小平太の顔を見つめているのに、全くこちらに目を向けてくれない。
その意地悪な態度に、滝夜叉丸の悪戯心が疼いた。
まだ晒されたままの小平太のモノに手を伸ばし、まるで戦輪を磨く時のように優しく揉みしだく。
いきなりの刺激に、ぎょっとしたのは小平太。
珍しく目を丸くして滝夜叉丸を見下ろす。
「ちょ!滝夜叉丸!!??」
見下ろした先には、自分のものを握る白い手。
ちらりとこちらを見上げた目は、明らかに不満を訴えている。
見せ付けるように舌を這わせ、まだ力を持たないモノをくわえ込んだ。
ジュッ、ジュッと卑猥な水音をたてられては堪らない。
下ろされたさらさらの髪が太ももに当たり、それすら刺激になる。
「滝・・・どうした?」
滝夜叉丸から積極的にこんな事をされて、嬉しくないはずが無い。
小ぶりな可愛らしい口に、赤黒く怒張したものがくわえ込まれているのは己のモノながら卑猥すぎて心音が跳ね上げる。
だが滅多に無い行為の向こう、滝夜叉丸の不満が分からない。
小平太はそっとそのアゴを上向かせ、勃起してしまったモノから強引に引き剥がす。
「何を怒ってるんだ?」
赤みを帯びた目元は、色香を含んで艶めかしい。
そして濡れた唇が物欲しそうに動く事が、イヤラシイ。
一体なにが滝夜叉丸を追い立てたのか。
首をかしげる小平太の、杯を持ったままの手を取りそっと杯を奪う。
中に残ったままの酒を小平太のモノに流し、伝い落ちる酒をすすった。
冷たい酒の感触と、皮膚を焼く様な熱い刺激。
それにも勝る滝夜叉丸の愛撫。
下肢に走った痺れは、甘く脊髄を疼かせた。
「月ばかり見ないで・・・・、ずるい。」
消え入りそうな声でそう呟き、口淫を続ける。
滝夜叉丸の不機嫌な理由が、月へのヤキモチだと分かると何だか堪らなく嬉しくなる。
「月はな、お前に似てるんだ・・・・滝夜叉丸。」
愛おしそうに頭を撫でる小平太の言葉が、嬉しくもあり、また憎らしくもあった。
「私はここに居ます。そばにいるのに、他のものに取られたくない・・・。」
滅多に見せぬ独占欲。
にやりと笑う小平太の目は、滝夜叉丸しか映していない。
「可愛いやつめ!」
おどけた声をあげ、柔らかな身体を抱きしめる。
そのまま押し倒され、深い口付けが熱い目眩を誘う時、滝夜叉丸は小平太の肩越しに月を見た。
月は私じゃない、あなたに似ている。
優しい月明かり、だが隠し事さえ闇から暴く厳しい明かり。
「滝夜叉丸、月になど捕らわれるな。私を見ろ。」
押さえつけた腕が痛い。
ああ、あなたは本当に。


「酷い人。」

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プロフィール

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ハヂ
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女性
自己紹介:
忍たま出戻り組。以前は伝半・清団でしたが今回はこへ滝にすっころぶ。その勢いで文三木や長仙・留伊・雑伊が気になり始めました。(気が多い)
毎日夕方10分間の為に、色々と頑張れる。

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