ペンタブが届くのが待ち遠しいですー><
しかし眠い^^;
どうして良いのか分からないくらい眠い!!!
疲れに勝てないです^^;
さて・・・・今日の小話は・・・・。
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「滝夜叉丸に嫌われた?」
素っ頓狂な声が、6年生の長屋に響く。
むすっと膨れた小平太の頬。
恨めしそうな目で仙蔵を見上げてくる。
「お前言ったじゃないか、滝も私を好きだと!でもあの態度は・・・そうじゃないぞ。」
いじけた小平太の態度に、仙蔵はふむ・・と腕を組む。
「意外だな・・・私の読みは外れんのだが。」
ちらりと盗み見ればがっくり肩を落とした小平太の後姿。
いつもは見れないそんな姿が、嫌に可笑しくて。
仙蔵はひっそりとほくそ笑む。
読みは外していない。
それは断言できた。
小平太と滝夜叉丸の関係は、傍から見れば相思相愛に見える。
想い合っている癖に、変に相手の感情を勘ぐるのだ。
とっととくっ付いてしまえ。
そう思い、ちょっと仕掛けた仙蔵。
その罠に、上手くはまってくれた様だ。
にやりと笑い、小平太の背を叩く。
「嫌われているのか、いないのか。はっきりさせに行こうじゃないか!」
「やだ」
「な!」
意外な返答に、流石の仙蔵もぎょっと目を見開く。
小平太の事だ、単純に言いくるめられると踏んでいたのに。
反抗期か!?
思わず小平太の顔をマジマジと覗き込んだ。
そこには、今まで仙蔵が見た事のない小平太の目。
酷く思い悩み、沈んでいる。
こんな顔も出来たのか。
意外な発見に驚く仙蔵に、小平太の小さな声で呟く。
「怖すぎるだろ・・・、そんなの。」
むうっと唇を歪め、目を逸らす。
あそんでんじゃねーよ。
聞こえてきた小平太の本音に、思わず微苦笑が浮かぶ。
ああ、こいつもやはり忍びの卵なんだと。
「それだけ本気って事だな・・小平太。」
優しい声音が耳朶を震わす。
初めて聞く声だ。
「私もそうだった・・・長次に、想いを伝えた時は。酷く恐ろしかった・・。」
「仙蔵・・お前がか?」
「可笑しいか?」
くすくすと小平太の反応を笑う。
さらりと揺れる髪を書き上げ、仙蔵は小さくため息をついた。
静かに片笑みながら、小平太の肩を優しく叩く。
「小平太、恐ろしくて当たり前だ。拒絶されればどれ程傷つくかを知っている。だからこそ恐ろしいんだ。」
想いが強ければ強いほど、それを拒絶された時に受ける傷の大きさや深さは酷いだろう。
人は恐れる。
それほどまでに大きな傷を受ける事を、恐れないはずがないではないか。
「お前は正しいよ小平太、だが・・・私を信じて勇気を出してみないか?」
「仙蔵を・・・信じて?」
確信を強い目は、6年間一度も裏切る事のなかった強い光り。
その光りが、真っ直ぐに小平太の縮こまる心を打ち抜いた。
「一歩踏み出せ!小平太!」
力強い声が、全身を痺れさせた。
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こへ滝、意外と続いてしまいました^^;
次で終わらせたい・・・。。+゚(゚´Д`゚)゚+。
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