「誰がこんな真昼間から破廉恥な事を言っているんですか!!??」
滝の答え、「やらりません。」でした。
「ええー。滝いい雰囲気だったのにー。」
ちょっと納得のいかないいい男小平太。
ちらちら見せ付ける肉体美。
滝舌打ち。
「あ。いま鼻で笑った。」
「違います、ため息をついたんです。」
つんっとそっぽを向いてしまった滝夜叉丸の頬に、柔らかな感触。
「ちょ!先輩!!??」
「これだけで我慢するから、少しだけいいだろう?」
優しく抱き寄せられ、甘い声で囁かれたらこれ以上抵抗する事などできない。
それを知っての小平太。
ずるいと、小さく呟いた滝夜叉丸。
観念して、そっと寄り添った。
「あのー。僕達無視ですか?」
「気にするな金吾、気にした方が負けだ。」
「はぁ、でも次屋先輩。時友先輩が真っ赤になって倒れました。」
「・・・・・・・・・・・・金吾ちょっと石投げて来い。」
「死にたくないので嫌です。僕は時友先輩を保健室に運ぶ事を選びます。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
一体どこでいちゃついてるんだ!!??(笑)
この記事にトラックバックする