「あんたなんか大嫌いだ。」
冷たく固い声音が、キリリと胸を痛ませた。
「いつも俺のこと振り回して、翻弄して。」
ぎりっと睨みつけてきた目。
いつもの優しい彼とは違っていて、息が上手くできない。
どうして?
呆れたような微笑で、いつも。
いつも、許してくれたじゃない。
側に居ることも。
隣に立つことも。
なのに、どうして?
いきなりそんな怖い顔で、突き放すの?
震える指を、恐る恐る伸ばす。
「いい加減にしろ!」
強い怒号と激しい痛み。
その痛みが、伸ばした手を打ち払われた所為だと気付くには、少し時間が掛った。
ぼたり
ぼたり
信じられないほど熱い涙が、頬を伝う。
あれ?
俺泣いてる?
訳が分からない怒りをぶつけられ、拒絶された。
なんて情けないんだろう。
余りに情けなくて、ふっと肩が揺れる。
「いた・・・いよ」
ははっと泣きながら笑う俺の顔を見て、歪められたその表情。
ごめんね、ごめんね。
何がそんなに君を怒らせたのか分からない。
でも、嫌な思いさせてごめんね。
挙句惨めに泣いてごめん。
「ごめ・・・もう行くから・・・ごめんね・・・ごめん」
キリキリキリキリ
痛む胸と、払われた手。
必死に堪えながら外に出た。
一気に溢れそうな涙。
歯を食いしばって自室まで走る。
痛い、痛いよ。
「ごめ・・・・兵助君」
もう姿見せないようにするから、声掛けないから。
会わないようにして、委員会も変わってもらうから。
だからだからね。
「嫌わないでっ・・・・・!」
これ以上、嫌いにならないで。
大好きな人
初タカくくでした(笑
こんなんでスミマセン^^;
きっと久々知は自分の中を凄い勢いで占領していくタカ丸に、ちょっと怖くなってしまったんですよ。
ええ、これはハッピーエンドになるんです。(笑)
なりますよ、なりますさ!wwww
気が向いたら続き書きます~^v^
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