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錆浅葱

小話とアニメ感想
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対抗心

羞恥心とか、悲壮感とかと似た感じで。(違)
小平太と文次郎の変な対抗心です~^^;
ありがちなネタですが。(笑)
R-18です~




なので、続きからどうぞ



床板の軋む音は、嫌いだ。
ぎしぎし、ぎしぎしと。
嫌でも事に及んでいると思い知らされるから。
身体に感じる小平太の熱よりも。
与えられる快楽よりも。
小平太の動きに合わせるように軋む床板が、滝夜叉丸の羞恥心をかきたてるのだ。
「あっ・・・んぅ!」
一際激しい一突きで、最深まで差し込まれた小平太の高ぶり。
火傷してしまいそうな程熱い。
「滝、気持ちい?」
荒い息の合間、優しい口付けと共にそう問われれば頷くしかない。
「きも・・・ち・・ぃ」
「あー、可愛すぎる・・・っ」
「ああっ!」
激しさを増した律動に、耐え切れずに上がる嬌声。
甘く艶っぽいその声に、小平太は身震いがした。
きゅうきゅうと締め付けてくる秘部は、怒張した小平太のモノを必死にくわえ込んでいる。
柔らかで丸い尻を撫で、滑らかな肌に酔う。
「滝すべすべだね、気持ちいい。」
「やぁっ・・・せんぱっ」
「ここも可愛い・・」
くちゅりと濡れた音を響かせながら、滝夜叉丸の幼い精を扱く。
「やぁっ!ひぃっ・・・あっあっ・・・んぅ!」
増した快感に、身悶える。
その扇情的な姿に、思わず喉がなった。
「先輩!もう・・・もぅっ!」
「イく?いいよ、一緒にイこうか?」
「・・・・・・・んっ」
必死に頷く滝夜叉丸が可愛くて、ほくそ笑む。
そんな余裕、微塵もないというのに。
ギュッと滝夜叉丸を抱きしめ、最後の高みへ腰を進める。
上がる嬌声と、艶のある表情。
その全てが快楽となり、下肢を重くした。
「あああ!」
「滝・・っ・・・・ぅ」


白濁したモノを吐き出し、熱い高ぶりが開放された。



荒い息が響くのは、委員会室。
二人の逢瀬は、決まってここだ。
委員会の後、そのまま引きこもる事もある。
長屋から少し離れた委員会室は、格好の逢引の場だ。
「滝、大丈夫?」
「はぁはぁ・・・はい・・・だいじょ・・ぶ」
「いいよ、無理して答えなくて。加減できなかった、可愛すぎて。」
朱に染まったままの頬を更に赤くして、滝夜叉丸は小平太の胸に逃げ込む。
熱い体を抱きしめ合う。
「好きです・・・」
消え入りそうな声で告げられた想いに、頬がにやける。
「私も、滝が大好きだ!」
ぎゅうぅっと更にきつく抱きしめられれば、滝夜叉丸の胸も締め付けられた。
愛しさが溢れて、どうしようもない。
二人で事後のまどろみに浸っていた時、ふと小平太の耳が動く。
「あれ?何か聞こえる・・・。」
そう言われ、滝夜叉丸も耳を澄ます。
すると・・・。
「確かに・・・・って、これもしかして・・・。」
「・・うん、喘ぎ声だ。私たちと同じ事してる奴らがいるのかな?」
にっと笑う小平太と、居心地悪そうに顔を顰めた滝夜叉丸。
「もしかして、文次郎と・・・」
「わー!い、言わないで下さい!!」
予想はしていたのだ。
今日は互いに委員会がある。
それを知っていた滝夜叉丸は、微かに響く甘い喘ぎ声の主に気付いた。
「三木ヱ門ってこんな声で鳴くんだな。」
ふっと目を細めて滝夜叉丸を見る小平太。
その視線の意味が解らず、不安になる。
「滝の声の方が艶っぽくて好きだぞ。だから・・・」
そう言うと、伸ばされた腕が滝夜叉丸を再び床に押さえつけた。
「せ、先輩?」
「滝の方が可愛いって、見せ付けたいから。もう一回・・・」
「え!な、何をいって・・んぅ!」
達したばかりの敏感な身体に、再び与えられる愛撫。
抗う術など、小平太にベタ惚れの滝夜叉丸にあるはずもない。
「三木ヱ門に負けるなよ。」
面白そうに呟いた。




「小平他の奴、ムキになりやがって・・・」
「せ・・・んぱぃ・・・もう・・無理です・・・んっ」
「・・・だよな。」
向こうも張り合ってきている。
文次郎はすぐに気付いた。
乗せられて随分と無理をさせてしまった。
見下ろす三木ヱ門は息も絶え絶えだ。
涙の滲んだ目元に口付け、文次郎は欲を吐き出したばかりの自身を引き抜いた。
「ひゃぁっ・・ん!」
ずるりと圧迫していたものを失い、中からどろりとあふれ出す白濁したモノ。
何回吐き出したのか・・・。
多少自己嫌悪に陥る文次郎。
「全部お前が悪い・・・・三木ヱ門。」
「え・・・?」
いきなりの言葉に、ぼうっと白んでいた頭が揺らぐ。
「お前が可愛すぎるのがいかんのだ。」
そう言うと、にっと艶っぽい笑みを浮かべた。




翌朝。



不毛な言い争いをする文次郎と小平太。
その内容を必死に隠そうとする、三木ヱ門と滝夜叉丸。
何故か腰を摩りながら委員長を止めようとする二人の4年生の姿に、各委員会の後輩達は首をかしげたのだった。

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自己紹介:
忍たま出戻り組。以前は伝半・清団でしたが今回はこへ滝にすっころぶ。その勢いで文三木や長仙・留伊・雑伊が気になり始めました。(気が多い)
毎日夕方10分間の為に、色々と頑張れる。

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