辞意を表明ってニュースで聞くと、思わず自慰って思い浮かぶ駄目大人、ハヂです。
でも気にしない~^^;
てな訳で!
今日はこへ滝自慰ねた!
なので、勿論R-18ですから~!
思い出すのは、熱い吐息と甘い声。
柔らかな匂いとしなやかな肢体が、もたれ掛るあの重み。
全てが狂わせる。
「・・・・・・・・っく」
ぐちゅぐちゅと激しく音をたて、自身を扱けば毀れる雫。
怒張したものが腹をつく。
括れを握り、掌で転がせば脳天を突くような快感。
「ううっ・・・あっ」
性急に扱きながら、思い浮かべる滝夜叉丸の顔。
羞恥と快楽の混じった表情は、色っぽい。
『せんぱぁ・・・いっ!』
甘い声が耳に響く。
「たき・・・・」
身体がビクリと跳ね上がり、最後の高みに上る。
「はぁっ・・・・・・うっ・・・・っ!」
白濁した熱いものを吐き出し、身体が弛緩して崩れ落ちる。
肩で大きく息を吐き、すぐに冷たくなるものを手ぬぐいで拭った。
「あ~~~、情けねぇ。」
一人呟いた声は、暗い天井に吸い込まれていった。
「で、さっき言ってたのはどう言う意味で??」
とうとう長屋で滝夜叉丸を追い詰めた三木ヱ門は、先ほどの問いかけの意味を問いかけた。
しち面倒くさい!!
と思いながら、つい気になってしまったのだ。
滝夜叉丸のあの思いつめた表情と、意外な問いかけが。
口淫って・・・。
思い出しただけでも顔が赤くなる!
俯いて真っ赤になる滝夜叉丸を見ると、何だか苛めているようで気分が悪い。
だが、逃げ回る滝夜叉丸をやっと捕まえたのだ。
ここで逃がす訳には行かない。
文次郎に変な目で見られてしまった三木ヱ門には、滝夜叉丸の問いかけの真意をはっきりさせないと気が収まらないのだ。
「さあ、はっきり聞かせてもらおうじゃないか!どう言う理由であんなこと聞いたのか。」
別に怒っている訳じゃない。
ただ、本当に気になるんだ。
私にだって、そう言う事しても言いと思える相手がいるから・・・。
「・・・・・その、明日実習があるだろう?」
「ああ、そうだな。」
「それでだな・・・今日は負担をかけられないから・・・その」
「断った・・・・って事か?」
「・・・・・・・ああ。」
それでか・・・。
口淫出来れば、相手をすることが出来なくてもいいと・・。
「断った事で、気分を害されたくなくて・・・。そんな事、考えたこと無いか?」
あの上目遣いがこちらを伺う。
思わず口を噤む。
それは・・・。
「すまん・・・・私たちはそんなに・・その・・・日が浅いと言うか・・。」
「あ・・・、すまん。」
言わんとする所を察したのか、滝夜叉丸は気恥ずかしそうに再び俯く。
「それで・・・七松先輩には・・・その、口淫をするって言ったのか?」
「いや!・・・・それは、言っていない。言って良いものなのか分からなくて・・・・。」
「それで私に聞いたのか?」
「ああ・・・。」
なるほど・・。
やっと納得できた。
どうしてあんな事を聞いてきたのか。
「滝夜叉丸・・・・お前なんか可愛い所あるんだな。」
「・・・・・・もういい。」
逃げ出そうとした滝夜叉丸を引きとめ、苦笑する。
「違う、からかったわけじゃない。ただ、その気持ち分かるから。」
「・・・・本当か?」
「ああ・・・わかるよ。」
だって好きな相手に嫌われたくないじゃないか。
望む事を叶えたいと思うし。
だから、お前の気持ち痛いほど分かるさ。
「だから一言だけ・・・。お前が思ってること、先輩に行って良いと思うよ。」
にっと照れ隠しに笑えば、滝夜叉丸も赤い顔で少し微笑んだ。
「・・・・分かった・・・。ありがとう。」
「いや・・私も、ありがとう。」
私の礼の意味が分からないと言った顔で、首をかしげた滝夜叉丸。
分からなくて良いさ、私が勝手に言ったのだから。
「行けよ、七松先輩のところに。ちゃんと、言ってこい。」
ぽんっと背中を押せば、しっかりと頷く強い目。
「ありがとう!」
駆け出した滝夜叉丸を見送り、踵を返す。
いつか私もそんな風に思うときが来たら、素直になるよ。
お前を見習って。
恋とは、人を変えるものなのだと初めて知った。
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