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錆浅葱

小話とアニメ感想
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文三木!

拍手で、文三木を首を長くして待っているとコメ頂いたので今日は文三木!
首が伸びきってしまっていないか、心配です。(笑)



++++++++++++++++++++++++++


潮江文次郎の朝は、べらぼうに早い。
早いと言うよりも、朝は夜の続き。
忍者のゴールデンタイムを満喫して戻れば、朝だった。
そんな事はざらだ。
今日も今日とて、深夜から起き出して一人鍛錬に勤しんだ。
水でも浴びて、さっぱりして朝食だ!
目の下にクマを作りながらも、スッキリとした顔で文次郎は井戸へ向かう。
しかしそこには先約。
同じ会計委員会の、田村三木ヱ門の姿があった。
「三木ヱ門!」
「し、潮江先輩!」
手ぬぐいで顔を拭いていた三木ヱ門は、いきなりの呼びかけに心底驚いた。
冷たい水で顔を洗った所為で、少し赤い鼻の頭。
それがなんとも愛らしい。
「おはようございます、潮江先輩。」
にっこりと嬉しそうに駆け寄る三木ヱ門。
「おはよう、早いな三木ヱ門。」
文次郎もまた、そんな三木ヱ門に優しく微笑む。
綺麗に整えられた髪を梳き、小さな子供をあやすようにポンポンと撫でてやる。
くすぐったそうに首をすくめた三木ヱ門。
その時、ふわりといい香りが漂う。
くん。
文次郎はその香りが何か、探るように鼻を利かせる。
すると、少し甘い香りは三木ヱ門から香っていた。
「三木ヱ門、何か香でも炊いたのか?」
ずいっと近付いてきた文次郎の顔に頬を染めながら、三木ヱ門は恥ずかしそうに身を引いた。
「あ、あの・・その・・。」
もじもじと理由を言いよどむ。
「どうした?」
むっと顔を顰めた文次郎、それは幼い嫉妬心だ。
元来三木ヱ門はあまり香などを好む性質ではない。
どちらかと言えば、いつも火薬の匂いをさせているような子だ。
それがこんな大人びた香りを漂わせているなど、変な勘繰りをしてくれと言っているようなものではないか。
顔を顰めた文次郎に気付き、慌てる三木ヱ門を思わず引き寄せた。
「あ、あの先輩は!こ、こ、こんな香りはお嫌いですかっ!!!!」
瞬間、真っ赤になった三木ヱ門が恥ずかしさを誤魔化すように叫んだ。
「は、はあ?いきなり何だ・・・?」
急に叫ばれ、悶々としていた文次郎も呆気に取られてしまう。
目を丸めて自分を見つめる文次郎に、力なく笑い、三木ヱ門はシュンと項垂れる。
「その・・・・滝夜叉丸が風呂の湯に入れる香を持ってきまして。」
「滝夜叉丸が・・・。」
その名前を聞き、納得がいく文次郎。
派手好きなイメージのある滝夜叉丸なら、そんなものを持ち出してきても不思議ではない。
同学年の三木ヱ門が一緒に風呂に入る事も当然だ。
「滝夜叉丸が・・前に同じ香の湯に入った時、喜んでもらえたと言っていたので・・・」
そこまで言うと、ちらりと伺うように文次郎を見上げてくる不安な目。
つまり、それは自分の為に。
途端真っ赤になる文次郎。
あまりに真っ直ぐで、素直な好意に胸が高鳴る。
「そうか・・・それで合点がいった・・・。」
ふいっと視線を逸らし、ボリボリと頭をかく。
それが文次郎の照れ隠しと知っている三木ヱ門は、ぱああっと顔を明るくした。
「先輩、あの・・。」
「いい香りだ、お前にも良く似合う。だが・・」
「だが?」
文次郎に喜んでもらえたのだと微笑む三木ヱ門だったが、続く言葉にまた眉尻を下げる。
しかし。
さらに顔を赤くした文次郎の次の一言に、三木ヱ門は心底嬉しそうに破願したのだった。



これ以上惑わしてくれるな、三木ヱ門



+++++++++++++++++++++++

文三木ー❤
急いで書いたのであれですが^^;
今度はもうちょっとちゃんとしたの書きますので!
そして明日は長仙の予定!(笑)
こちらも拍手でコメ頂いたので!^^
予定は未定ですが、頑張ります。((*´∀`))
拍手のお返事も明日致します!
スミマセン~。+゚(゚´Д`゚)゚+。
睡魔に負けます。^^;
ではでは~
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四郎兵衛は可愛いですよね・・・(´p`*)

   ≡ ≡
  ◎。◎
    △  

↑『Past 123』のnoriさんのブログで見つけた四郎兵衛!
メチャメチャ可愛いですよね!!!!(≧∀≦)
つ、使わせていただきました((*´∀`))
可愛いよー、四郎兵衛癒やし系だ!

**********

「四郎兵衛!」
「は、はふぃ!」
モソモソとおやつの麩菓子を食べていた四郎兵衛は、いきなりの呼びかけにくぐもった返事を返す。
慌てて飲み下してむせる四郎兵衛の背を摩るのは、その原因となった滝夜叉丸。
「すまん、慌てさせたな。」
まだまだ小さい背中を摩りながら、苦笑を漏らす。
「いえ大丈夫です!」
にこっと笑い、四郎兵衛は滝夜叉丸を見上げた。
咽た所為で赤くなった頬を包み、ほへぇと笑う滝夜叉丸。
「い、癒やされるっ・・・・。」
「滝夜叉丸先輩?」
ぼへっと首を傾げた四郎兵衛の姿にも、勝手に頬が緩む。
「四郎兵衛は可愛いなぁ。」
嬉しそうに微笑む滝夜叉丸を不思議に思いながらも、可愛がられている事は伝わって来たので、何だか満足してしまう。
「へへっ」
照れて笑う四郎兵衛。
「こいつめ!」
ぎゅむっと滝夜叉丸に抱きしめられ、きゃーと笑いながら悲鳴を上げた。


「あれは一体なんだ?」
「左近、見るな。関わるな!」
「いやいや、もう無理だから、視界にばっちり入ってるから。」

同級生たちのしらけた目など気にせず、四郎兵衛は温かい腕にばっちり甘えたのだった。



「いいなー、時友先輩ばっかり・・。」
その光景を口を尖らせて見ていたのは、同じ体育委員会の皆本金吾。
委員会の集合場所が変わったので、滝夜叉丸が四郎兵衛を迎えに来ていた。
その滝夜叉丸が遅いので迎えに来た金吾。
そして見たのがこの光景。
ぎゅっと四郎兵衛を抱きしめる滝夜叉丸。
照れながらも甘えている四郎兵衛。
むうっといじける金吾に、三郎次が声をかける。
「おい、は組のアホが何の様だ?」
「げ!」
凹んでいた時にいきなり意地悪な声をかけられ、金吾は引きつる。
「あの、私は」
「アホの一年は組は何をしに来たのかも分からないのか?」
ふふんと馬鹿にした目に、思わず涙ぐむ。
普段なら嫌味の一つも返してやれると言うのに。
ぐっと押し黙る金吾。
その姿に気付いた滝夜叉丸と四郎兵衛。
瞬間。
「お前ら!金吾に何をした!?」
凄い勢いで金吾を抱えあげる滝夜叉丸。
そのあまりの形相に、ドン引きの三郎次。
しかも。
「ちょっと!三郎次!金吾は僕の後輩なんだよ!!泣かせたら許さないからね!」
「い、いや・・あのな」
普段あまり怒らない穏やかな四郎兵衛の怒号に、三郎次を始めとした同級生達は呆気に取られる。
「金吾大丈夫か?」
心配そうに眉を顰めた滝夜叉丸。
途端に顔を輝かせる金吾。
「はい!大丈夫です先輩!」
ぱぁぁっと心底嬉しそうに笑い、きゅっと首にしがみ付いてくる金吾に相好を崩す。
「そうか。金吾は強いな!」
ぐりぐりと金吾に頬ずりをし、きつく抱きしめてやる。
「もう!また金吾に意地悪言ったら許さないからね!」
ぷんぷんと音を上げて怒る四郎兵衛の頭をなで、満足そうに頷く滝夜叉丸。
(あー、ウチの後輩たちはどうしてこう可愛いのか!)
わが子自慢のような呟きを胸中でこぼして、滝夜叉丸は金吾を下ろす。
「さ、七松先輩が三之助を連れて来ていることだろう。私たちも集合場所に急ごう!」
「はーい!」
「はい!」
元気良く返事をした下級生二人に満足げに頷き、滝夜叉丸は小さな手を握って走り出す。

「「「いけいけどんどーん!!!」」」

「疲れた。」
「うん・・・そうだな。」
「あ、私も委員会だ。」
憔悴しきった三郎次・左近・久作の三人は、今後一切体育委員会には関わるまいと心に決めた。

*********************

拍手ありがとうございます!
お返事は明日させていただきますー><; 

収まらない次屋熱


次屋に対する熱が下りません^^;
あ~、きっと少し屈折した愛情とか腹に抱えてれば良いよ。
上の絵、コミスタminiで描いてみたのですが、なかなかに楽しいです^^
コミスタ使いこなせるようになって、全部デジタルで出来るようになりたい((*´∀`))
来年の目標と言う事で・・・。

あ、バトン色々と回していただいているようで!!!
ありがとうございます!!!!。+゚(゚´Д`゚)゚+。
特に絵師バトンは複数の方が回してくださってて!!!
嬉しすぎて、本当にどうしたら良いのか・・・。+゚(゚´Д`゚)゚+。
全力で答えさせていただきます!!!>v<

早くsai買わないと・・・((*´∀`))
こへ描かないと!軍服こへ!(笑)

さあ、今日の小話は・・・・
攻めっこ6年の猥談?
ウチの嫁自慢です((*´∀`))
つづきからどうぞ^^

こっち向いて



++++++++++++++++++++++++++

勢いのまま、奪ってやった。
曖昧な関係なんて、もう我慢できなかったから。
俺は2年待った。
これ以上は待てない。
強引に組み敷いて、お遊びみたいな抜き合いから卒業だ。
いつの間にか追い抜いた背丈。
今は華奢だと言われる先輩の、色っぽい項が誘いをかける。
その誘いのままに、口付けた。

いやだ、いやだ、さんのすけ

そう可愛く啼きながら、俺に縋る腕。
泣いている顔は、背徳と快楽の狭間。
揺れる不安な目から溢れる涙。
俺は知ってる。
先輩、あんたが俺に傾いている事を。
手紙もくれないあの人よりも、身も心も全部やると言った俺が気になり始めている。
いや、気持ちの半分は俺のものだ。
だから怖かった。
あの人が・・・もうすぐあの人が迎えに来るかもしれない。
やっとここまで入り込んだんだ、この難攻不落の鉄壁の心の中に。
それなのに・・・。

「先輩、俺のもんになってよ・・・・。」

ひくりと震えた喉。
まだ揺らいでる?
濡れた目を覗き込み、もう一度懇願した。
かっこ悪かろうが、どうでもいい。
恥も外聞もかなぐり捨てて、俺はあんたに縋りたい。
離したくない、離れたくない。
だからずっと、一緒にいようよ。
俺はあんたを、一人になんてしないから。
あの人のようには。

「ずっとずっと、大事にするから・・・俺と一緒にいて。」

くしゃりと歪められた顔。
掌で顔を覆い、肩を震わせて泣きじゃくる。
好きなのに、愛してるのに、苦しめてごめん。
でも俺だって、苦しいんすよ。
泣きたいくらいに。

苦しいんだ。


+++


泣き腫らした目を見られまいと、決してこっちを見てくれはしない。
肩口に口付け、もう一度強請る。
「こっち向いて、俺を見て。」


俺だけを見て、と。


+++++++++++++++++++++++
昨日一人で絵チャに篭って描いてました^^;
次滝が欲しい!補給したいー!><
ちなみにこの小話の二人は、二年後の二人です^^;
説明不足でスミマセン((*´∀`))
また今からちょっとお絵かきしてきますー(多分
次滝~自己補給も、もう限界。+゚(゚´Д`゚)゚+。

冬桜

今日はきりちゃんの過去を捏造してます^^;
過去捏造とか、きりちゃんを悲劇のヒロイン(?)に描くのきらいな方は、回避してください。((*´∀`))
 

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プロフィール

HN:
ハヂ
性別:
女性
自己紹介:
忍たま出戻り組。以前は伝半・清団でしたが今回はこへ滝にすっころぶ。その勢いで文三木や長仙・留伊・雑伊が気になり始めました。(気が多い)
毎日夕方10分間の為に、色々と頑張れる。

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