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錆浅葱

小話とアニメ感想
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雑伊!

「雑渡さん!」
「なに?伊作君」
また来たよこの人!
この間は・・・・その勢いに任せて・・あれでしたが・・。
でもね!今日はそうは行きませんよ!
「あなたね!いきなりふらっと現れて、いかがわしい事しないで下さい!」
わきわきといかがわしい手つきで、こっちに迫ってくるんじゃない!
あーもう!何なのこの人!
「どうして?忙しい仕事の合間を縫って、こうやって会いに来てるのにぃ!」
か、可愛らしく言ったって、可愛くないですよ!
いや、ちょっと可愛いって思ってしまったけど・・・・。
いやいやいや!また流されてるぞ!しっかり私!
「会いに来て頂かなくて結構です!」
「怒った顔も可愛いよ、伊作君。」
「うぎゃ!」
ふって耳に!耳に行き吹きかけられた!
ゾクゾクと背筋を走るのは、悪寒だ悪寒!
決してよかった訳じゃないんだからな!
「気持ちよさそうな顔しちゃってるのに、意地張っちゃって。」
「違います!」
「可愛い、大好き。大好きだよ伊作君」
にっこりと笑うのは卑怯だ。
「~~~~!」
ぐうの音も出なくなった私に満足したのか、雑渡さんが腕を伸ばしてきた。
「おいでよ、伊作君」

君を抱きたいよ。

熱の篭った切ない声音に、結局私は負けてしまうんだ。





ああ、何て不運・・・。
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仲良し4年生

言い出せない想いは、いずれ消えていってくれるだろうか?
この胸の痛みも、意味もなく流れる涙も。
いつか、無くなってくれるのか。
そうでなくては、困ってしまう。
こんな苦しみ、ずっと抱えてなどいられない。
「・・・っ。」
堪えた嗚咽、震える肩。
力なく項垂れた頭。
見慣れぬその姿に、滝夜叉丸はどう声をかけて良いのか分からずに立ち尽くす。
「どうしたの、滝夜叉丸。」
「喜八郎・・・三木ヱ門が・・。」
「三木ヱ門?」
滝夜叉丸の指差す先に目を向けた喜八郎は、三木ヱ門の姿に柳眉を上げた。
「おやまあ。珍しい光景だこと。」
「喜八郎!茶化すな!」
そんな滝夜叉丸の制止を無視して、喜八郎はすたすたと三木ヱ門の元へ向かう。
「三木ヱ門、どうした?」
そっけない喜八郎の呼びかけに、三木ヱ門はビクリと肩を震わせる。
「なに泣いてんの?」
「煩いっ・・・・」
「喜八郎!」
泣き顔を見られまいとごしごし袖で顔を拭う三木ヱ門。
デリカシーのない喜八郎の行動に、滝夜叉丸も眉を顰めた。
「おや、何がいけないんだ?友達が泣いてるんだよ?気を回して何もしないのが優しさ?」
「時と場合によるだろう!」
「そんな事言ってたら、三木ヱ門はずっと何もいわないよ?そんな子でしょ?」
的をt射た喜八郎の意見に、思わず滝夜叉丸も言葉に詰まる。
「三木ヱ門、私たちはそんなに頼りないかい?お前が愚痴をこぼせないほど、信用ならない?」
「そ!そんな事っ!」
「じゃ、おいで。」
そう言うと、喜八郎は両腕を広げた。

「は?」
「え?」
「ほら。」

ぽかんとした二人とは裏腹に、喜八郎はにいぃっと笑っていた。
「落ち込んだ時は、ぎゅっとして暖かさ分けてあげるよ。ほら!」
「わ!わえあっ!」
慌てふためく三木ヱ門に構わず、喜八郎はぎゅっと三木ヱ門を抱きしめる。
三木ヱ門の肩ごし、喜八郎から目配せ。
その意を理解した滝夜叉丸は、苦笑を漏らして頷く。
「ほら!ぎゅー!」
「お、お前まで!ちょ・・!二人とも!」
「「ぎゅー!!!!」」
「わかったー!もう良いからー!勘弁してくれぇぇ!!!!」

真っ赤になった三木ヱ門を開放し、喜八郎と滝夜叉丸は根掘り葉掘り落ち込んでいた理由を聞き出したのだった。

「で、結局・・・・。」
「潮江先輩との・・・・。」
「些細な事でのくだらない痴話げんかだと言うオチねぇ・・・」
「く、くだらなく何かないだろ!」
「くだらないな、女の好みを聞いたぐらいで・・。」
「そうだよ、何だかんだ言ったってさ~、潮江先輩が『好きだ』って言ってんのは三木ヱ門だけじゃないか。」
「そりゃ、そうだけどさ・・・。」
「赤くなった・・・。」
「ノロケだね・・。」
帰ろう帰ろうと、二人はそそくさと立ち去る。
一人取り残された三木ヱ門は、慌てて追いかけた。
「ま、待てって!別に、惚気てなんかないからな!」
ぎゃーぎゃーと喚きながら長屋に戻ってきた3人を、ノンビリした声でタカ丸が出迎えたのだった。

パラレルですよー

日曜にLOVERSを見て、こへ滝←次っぽい!
と、勝手に萌えてました。(笑)
そんな感じで・・・・
あ、これパロですから!
次と滝が幼馴染です!(笑)



+++++++++++++++++++++++++


「牢に入れておけ。」


冷たい声が響き、無言の男たちが素早く動く。
縄で縛り上げられた、一人の男。
褐返色の煤けた髪と、打たれた頬。
ボロボロの姿とは相反するぎらついた瞳。
不敵な笑みを見せる。
その視線の先には、少年の姿。
鳶色の美しい髪をしたその少年は、苦悶の表情を浮かべていた。
「良くやった、滝夜叉丸。この男を上手く騙したものだ。」
「・・・・・・ありがとうございます。首領様。」
応える声は震えていた。
「本当に、名演技だったぞ・・・滝夜叉丸。」
「だまれ!」
首領の隣にいた男が、手にしていた棍棒で捕らえられた男を殴りつける。
「!!」
「ぐはぁ!」
「連れて行け!」
「はっ!」
連れ去られる男を見つめる滝夜叉丸の目は、複雑な色を浮かべていた。


「戻ったのか、滝夜叉丸!」
嬉しそうにかけてくる三之助に、滝夜叉丸は静かに微笑む。
「ただいま、三之助。」
そっと滝夜叉丸の頬に手をあて、引きようせようとする。
しかし。
「疲れてるんだ・・・、休ませてくれ。」
やんわりと手を避けられた三之助は、訝しげな目を向ける。
「どうした・・・?様子が変だ。」
「そんな事はないさ・・本当に疲れただけだから・・っ!」
ぐいっと引かれた腕に驚くまもなく、気が付けば三之助の腕の中に捕らわれていた。
「さ!三之助!」
「俺を見ろ滝夜叉丸!」
無理やり顎をつかまれ、怒りと焦りを滲ませた目とはち合う。
「さん・・」



「あの男に、心奪われたのか・・・・!」


熱く滾る眼差しに、目が逸らせなかった。

++++++++++++++++++++++++


てな言う妄想wwww
ちょこちょこと描いてみます^^;
とにかく、眠い・・・^^;

こへ滝!にならなかった体育話し!

は、はっくしゅん!
はっくしゅ!
は、は、はっくしゅん!!!

連続して聞こえてくるのは、四郎兵衛のくしゃみ。
裏裏山までのマラソンを始めようかとした時だった。
「ぶえっっくしゅん!」
一際大きなくしゃみに、小平太間でも呆気にとられている。
「だ、大丈夫ですか?時友先輩。」
「う、うん・・・ごへんれ、だいろうぶらよ。」
「全然大丈夫そうじゃないぞ。」
「そうだぞ四郎兵衛、無理をしなくて良い。ですよね、七松先輩。」
「ん~~、そうだな。明日2年生は実技の試験だって言ってたし、今日は四郎兵衛は見学!」
「へっ?いいんれすか?」
意外にもすんなり見学する事を許してくれた小平太に、四郎兵衛は真っ赤になった鼻をすすりながら首をかしげる。
ほんの少し不安そうな表情をした四郎兵衛にニッと笑う。
「うちの大事な四郎兵衛が、試験を受けられないなんて事になっては困るからな。」
「先輩!」
「・・・あの七松先輩が・・・。」
「無茶を言わないなんて・・・・・。」
「金吾、三之助。七松先輩だって、無茶はさせないって事だ。あまり失礼なことを言うな。」
ふふんと笑う滝夜叉丸に、三之助はそっと耳打ちした。
「一体どんな手を使ったんですか?滝夜叉丸せ・ん・ぱ・い・・・」
なにやら含みを持った言い回しと、わざと息を吹きかけるような囁きにむっと顔を顰める。
「何が言いたい?三之助・・・・。」
「別に・・?」
ちりっと交わった視線に、金吾は一人背筋を震わせた。
「よっし、滝夜叉丸は四郎兵衛を保健室につれてってやれ。金吾と三之助は先に出発!」
「おー!」
「おー・・・」
「すみまふぇん、らきやひゃまるしぇんぱい!」
鼻が詰まっている所為か、上手く言葉でない四郎兵衛は必死に礼を言う。
しかし思ったとおりにしゃべれない事が恥ずかしいのか、真っ赤になってしまった。
そんな姿に、思わず滝夜叉丸は笑ってしまう。
「しぇんぱいか・・・ふふ。」
「しゅみまふぇん」
しゅんと肩を落とした四郎兵衛の頭をなで、構わないと微笑む。
「では私も・・・・今日は四郎兵衛の事をちろべえと呼んでやろう。」
「ひぇ?」
「舌がまめらない呼び方も一人じゃなければ、恥ずかしくもないだろう?な?ちろべえ」
楽しそうに笑う滝夜叉丸の提案に、四郎兵衛はむずがゆそうに頷いた。
「えー。いいなーちろべえだけ、私はどう呼んでくれるんだ?らきやひゃまるー」
「どうとも呼びませんよ、七松小平太先輩。」
「・・・・酷い」
項垂れた小平太の背をなでるのは、金吾。
「先輩、元気出してください。」
「ありがとう!チンゴ!」
「そ、それは嫌です!!!!!!!」
「じゃあ、てぃんご」
「尚の事いやです!!!!」
「ひゃんのしゅけ。」
「断ります。」
「さ、四郎兵衛行こうか。」
「いいれふか?」
「気にするな。・・・その前に・・・。」
「はふぃ?」
ずずっと鼻をすする四郎兵衛の顔を掴み、じっと見下ろす。
「どうした滝?」
他の面々も不思議そうにその光景を見つめている。
「四郎兵衛、鼻が詰まって苦しいんだな?」
「くるふぃくて、なにがいひばんくるふぃいのか、わかりまふぇん。」
必死に息継ぎしながら答えた四郎兵衛。
その答えを聞きながら手ぬぐいを取り出す。
そして。
「!!!」
「滝!」
「「!」」
滝夜叉丸は四郎兵衛の鼻をカプっとくわえ込んだのだ。
「ふぇんぱっ!」
驚く四郎兵衛の肩を優しく抑え、滝夜叉丸は暫くして口を離した。
手ぬぐいで口を拭うとくるりと畳み返し、綺麗な面で四郎兵衛の鼻も拭ってやる。
「どうだ?少しは良いか?」
「え?・・・・あれ?少し鼻が通ってます!」
すんすんと試しに息を吸う四郎兵衛の姿に、小平太たちは目を丸めた。
「た、滝。何したんだ?」
「滝夜叉丸先輩すごーい!」
「・・・・ちぇ」
「どうした?三之助。」
「別に何でもありませんよ、七松先輩。」
あははっと笑い合う二人の間で、金吾は再び背筋を凍らせた。
「鼻を吸ってあげたんですよ、これで少しは楽になったろう?」
「はい!ありがとうございます!」
ニコニコと鼻の頭を真っ赤にした四郎兵衛は、嬉しそうに滝夜叉丸の袖を握る。
「じゃあ保健室に行くぞ、少し熱もあるみたいだからな。」
滝夜叉丸は四郎兵衛を抱き上げ、てきぱきと各自に指示を出す。
「七松先輩、三之助の紐絶対外さないでくださいね。金吾は無理しないで良いから、先輩が飛ばし過ぎないように頼むぞ!」
「はい!」
「分かってますよ。」
「了解ー」

「では体育委員会!それぞれに、いけいけどんどーん!」
「どんどーん!」
「どんどーん・・」
「どんどーん!」
「はいはい。」

出発する3人を見送り、滝夜叉丸と四郎兵衛も保健室を目指す。
滝夜叉丸に背負われたことはあっても、抱き上げられるのは初めての四郎兵衛。
甘えるように頬を寄せれば、ぽんぽんと背中を優しくあやされた。
「恥ずかしかったら、顔を隠しておけば良い。」
「平気れす!」
ずびっと、またつまり始めた鼻に苦笑し、滝夜叉丸は保健室へ急いだ。


+++++++++++++++++++++++

私はどれだけ四郎兵衛が好きなんだろう。(笑)
金吾でも良かったんですが、何だか四郎兵衛に・・・www
四郎兵衛って可愛くないですか!?可愛いですよね!(≧∀≦)
ちなみに、今うちに子猫が居ます。^^;
黒3匹の白(シャムっぽい)1匹。
勿論白い子には四郎兵衛と名づけましたよ!!!!
ちろべえは、私が子猫を呼ぶときについ言ってますwww((*´∀`))
他には女の子ですが、留三郎から留をもらってお留(乙女)ちゃんがいます。(笑)
後はテマリと、地元総理誕生なので太郎ちゃんです。(笑)
みんな元気が良すぎて大変です((*´∀`))
でも可愛いくて、本当に癒されてます!!!!
今はお腹いっぱいで、寝てますが・・・・夜は大変です^^;
運動会が始まりますwww
さ!2本更新がんばった!明日も仕事頑張ってきます!><;

雑伊

雑伊。
R-15ぐらい?
大した事はないと・・・思います。(笑)

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プロフィール

HN:
ハヂ
性別:
女性
自己紹介:
忍たま出戻り組。以前は伝半・清団でしたが今回はこへ滝にすっころぶ。その勢いで文三木や長仙・留伊・雑伊が気になり始めました。(気が多い)
毎日夕方10分間の為に、色々と頑張れる。

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