忍者ブログ

錆浅葱

小話とアニメ感想
MENU

ENTRY NAVI

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

滝夜叉丸の夏休み

まだまだ七松家妄想続いてます。
妄想捏造駄目なら回避してくださいね。


ではではー。(^v^)



孝廉が呼んできた小平太の両親は、ああ先輩のご両親だーと、妙に滝夜叉丸を納得させた。
小平太の顔は父親似だ。
だが、かもし出す雰囲気は活発そうな母親似。
しかも。
「あれ?弟さんは遊びに行かれてるって?」
小平太の母の腕には、乳飲み子が一人。
「ああ、あれは七松家初の女の子!葉菜代ちゃんだ!」
「い、妹さんでしたか!」
男の子にしか見せません先輩!
でもぐっと押し黙る。
だって女の子に間違われる男の子はイコール可愛いと言う褒め言葉になる。
だが、男の子に間違われる女の子はイコールあんま可愛くねと言う意味になる。
あっぶねー。
滝夜叉丸、人知れず冷や汗だらり。
しかし、よく見ると目も大きくて顔立ちは可愛い。
ただ、一生懸命可愛らしい色の着物を着せても髪が短い所為か、どう見ても男の子に見える。
なにより、小平太にそっくりなその表情がいけない。
その所為でより男の子らしく見えてしまう。
「ほーら葉菜代ちゃん、お兄ちゃんの後輩の滝夜叉丸だよー。」
甘ったるい声の小平太に、若干引きつつ滝夜叉丸は引きつった笑顔を浮かべた。
先日きり丸に紹介してもらった子守のアルバイトでの、苦い思い出がよみがえる。
どう接していいのか分からない!
内心ハラハラしている滝夜叉丸の顔をじっと見つめる葉菜代。
「は、初めまして。葉菜代ちゃん・・・。」
「お?葉菜代は滝が気に入ったのか?」
嬉しそうに笑う小平太。
一体どこをどう見てそう思うのか?
滝夜叉丸が葉菜代を見れば、その頬は可愛らしい桃色。
「だぁっ」
ぺち。
柔らかいもみじが頬を撫でた。
「へ?」
はしゃぎ始めた葉菜代は滝夜叉丸に向かい、手を伸ばす。
「ほら、滝。葉菜代が抱っこしてほしいってさ。」
「え?ええ?」




「あらあら、葉菜代は美形がお好みのようね。」
にっこりと微笑む小平太の母。
腕に収まった葉菜代を見下ろせば、満面の笑み。
それはやっぱり小平太に似た男の子のようだった。


その後、葉菜代は滝夜叉丸の腕を偉く気に入ってしまいなかなか離れない。
風呂上り、夕涼みをする小平太と滝夜叉丸。
その腕に眠る葉菜代。
yuusuzumi.jpg







「よく眠ってます。」
「余程滝の腕が寝心地良いのだろう。」
葉菜代を抱く姿も様になってきた滝夜叉丸。
風呂上り、濡れ髪を下ろし寝間着に身を包んだ滝夜叉丸は小平太にとっては目の毒だ。
まだ上気した肌が濡れ髪の間から覗いて、嫌がおうにも煽られる。
だが、その腕に抱かれている妹の姿にまた別の感慨も押し寄せる。
「何だか私達の子供のようだな。」
「は!?」
「し!葉菜代が起きるよ、滝夜叉丸。」
にっと悪戯な笑みを浮かべた小平太を睨み、滝夜叉丸は赤くなった頬を隠すようにそっぽを向いた。
「馬鹿な事仰らないで下さい!」
葉菜代を気遣い、小声で叱る滝夜叉丸ににじり寄りその肩を抱きしめる。
「馬鹿な事か・・・。でも私は今、何だかとても幸せなんだけどな。」
滝夜叉丸が大好きな小平太の笑顔。
そんな顔で、そんな台詞はずるい。
俯いた滝夜叉丸を覗き込み、優しく頬をつついた。
「好きだぞ、滝夜叉丸。」
ちらりと小平太を盗み見た滝夜叉丸は恥ずかしそうに「私もです」と消え入りそうな声で呟く。
真っ赤に熟れた頬に口付け、小平太は満天の星空を見上げた。



「小平太ー、いちゃつくのは場所を選びなさい。見てごらん、兄上がまた頭を抱えているじゃないか。」
「おおー!小平太!近親相姦はいかんぞ!お兄ちゃんゆるさんぞ!」
「兄上、滝夜叉丸が可愛いくなったのは分かりますが、血が繋がってる訳じゃないんですよ?落ち着いてください。」
「そうか!だったらあれか!義理の弟になるのか!そうかー、お兄ちゃんまた早とちりしちゃったぞ!」
「でも男の子同士ですがね。」
「は!!!そうだった!そうだったね!」
「まあ、でも小平太の幸せが一番大事ですからね。」
「孝廉・・・・お前って子は!何て優しい子なんだ!そうだね、世間が何て言おうと小平太の幸せが一番だよな!偉いぞ孝廉!」
「うおー、この歳になって額つき合わせてぐりぐり褒められても、恥ずかしいだけなんですが兄上。しかもこれ、小平太たちよりも世間様から冷たい眼で見られそうです。」
「お兄ちゃんは兄弟仲良しが一番嬉しいんだー!」

親当の声に驚き、葉菜代が泣き出した姿に孝廉が笑顔で怒ったのは言うまでも無い。





つづきに、更に激しい妄想。
会話のみです。(^^;)
PR

小話は昨日の続き

七松家次男妄想↓




七松孝廉(18)
温厚で、いつも笑顔の糸目。
作物を育てるのが好きで、得意。
スイカ畑の持ち主。(笑)
背が低い。(160cmくらい)
小平太にも抜かれてしまった兄。
忍術学園OB。
孝廉の時代は特に6年生が少なく、生物委員長と用具委員長を兼任していた。
兄弟の中で一番優しいが、一旦怒らせると一番怖い。
動物や植物をいじめたり、食べ物を粗末にすると怒る。



nayuta2.jpg







長男親当が妄想を終えた頃、スイカ畑の持ち主登場。
「おかえり、小平太。」
ニコニコニコニコ。
とても人のいい笑顔に、滝夜叉丸の緊張もほぐれます。
「ただいま!こっちは」
「滝夜叉丸くんだろ?」
「は、はい。平滝夜叉丸です!」
「何も無いところだけど、ゆっくりしていってね。」
ニコニコニコニコニコ。
「ありがとうございます!」
滝夜叉丸の緊張ほぐれまくりです。
「所で小平太、私があげたひまわりはもう咲いたかい?」
「・・・・・・・・・・・・・ひま・・」
「先輩?」
何だか脂汗を浮かべる小平太。
その様子を不思議そうに見上げる滝夜叉丸。
ごくり。
小平太の喉がなる。
何の事だろう?
滝夜叉丸が孝廉に目を向ける。
ニコニコニコニコニコニコニコニコ。
「小平太、後でお兄ちゃんと鬼ごっこしようか?」
場の空気が凍りついた。
よく分からないが、滝夜叉丸は再び緊張してしまう。
「今からでもいいけど。あ、滝夜叉丸くんも一緒に鬼になって小平太を追いかけようか?ひまわり一本育てられない愚弟をおいかけよう!」
「ぐ、愚弟・・?」
「兄ちゃん、あれは枯らしたんじゃないって!その、あれだよ!後輩がね!」
「後輩の所為にするのか?往生際の悪い。」
ニコニコニコニコニコニコニコニコニコ。
何故だろう、笑顔なのに凄く怖い。
「兄ちゃん!」
「よーし、100数えたら追いかける。」
「あ、あの孝廉さん?」
「滝夜叉丸くん、用意はいいかな?」
ニッコリ。
ひぃぃぃ、怖いよー!
「行くぞー小平太!いーちっ」
「ぎゃぁー!!!」
慌てて走り出す小平太。
「ひゃく!」
「ええ!2~99は無いんですか!?」
「これが七松式だよ!滝夜叉丸君!」
ニコニコニコニコニコニコニコニコニコ。
ダッと駆け出す孝廉。
その速さ、小平太以上。
「こ、これが七松式!!??」
目が点状態の滝夜叉丸。
遠くでカラスの鳴き声と、ヒキガエルに似た小平太の声。
「ぎゃー!兄ちゃんごめんってば!」
「あははー、子供の頃を思い出すなぁ!小平太ぁ!」
「いやー!目が笑ってないー!」

「滝夜叉丸君、気にしないで。先に家に帰っていよう。」

行き成り声を掛けられ、呆けていた滝夜叉丸はハッとする。
振り返れば親当が微苦笑を浮かべていた。
手には大きなスイカ。
「まああれが、あの二人の再会の儀式・・・みたいな・・・。」
あはは、と笑いそっと手を差し出す。
「さあ、行こう?」
にっこりと微笑まれた滝夜叉丸は、その手の意味がわからなかった。
手を引かれなければ迷うほど子供ではない。
しかし、優しい笑みを浮かべる親当の顔を見ていたらその手を断る事は出来なかった。
おずおずと差し出した手をさらい、大きな手がぎゅっと滝夜叉丸の手を握る。
小平太とは違う、しなやかな手。
だがその温かさは、小平太と同じ。
「これが、七松式・・・・か。」
ポツリと呟いた滝夜叉丸の手を引き、親当は母屋へと足を向けた。
「弟達があと二人いるんだけど、昨日から母方の祖父母の元へ遊びに行っているんだ。だからちょっと寂しくてね。」
少し照れたように微笑む親当。
「仕事から帰るとね、この辺りまで弟達が迎えに来てくれてて。その手を引いて帰るのが私の日課なんだ。」
弟達の姿を思い出しているのか、その頬は緩みきっている。
なんて優しく笑う人なんだろう。
こちらにまで笑顔がうつってしまいそうだ。
「ちょっと迷惑かもしれないけど、家にいる少しの間でもいいから弟になってくれないかい?」
何故だろう、泣きたくなるほど胸が熱い。
滝夜叉丸は夕日に染まる親当の顔を見上げ、どうにか笑顔を浮かべた。
「はい・・・・、不束者ですけど。」
「あはは!それじゃあ、まるでお嫁さんだね。」
スイカを抱えなおし、見え始めた母屋を繋いだ手で指す。
その手につられて上がる腕。
「あれが家。おんぼろだけど、我慢してね。」
ぽりぽり頬をかく親当。
繋いだ手は、今度はもっと上へ。
どんな時でも、手を離さない。
これも所謂七松式なのか?
むずがゆくて、こそばゆい。
だけど、凄く嬉しい。
滝夜叉丸は親当の手を強く握り返し、心からの微笑みを浮かべた。

「じゃあ、兄上とお呼びしないといけませんね?」

気取りの無い笑顔を見せた滝夜叉丸に、親当は満面の笑みで頷いた。





それから数刻経ち。

「ただいまー!」
「た、ただい・・・ま」
元気に帰ってきた孝廉と、疲れ果てた小平太。
美味しそうな夕餉の匂い。
そして。
「あ!兄上、先輩と孝廉さん戻られました!」
「そうか、じゃあ椀を出してくれるかい?滝夜叉丸。」
「はい、すでに並べております。」
「な!滝夜叉丸!何て偉い子なんだお前は!」
かいぐりかいぐり。
頭を撫でた後、両頬を包んでおでこを付き合わせる親当。
ぐりぐり。
それは、親当の弟全員が経験している。
お兄ちゃんの褒め殺し。
鬱陶しいほどの愛情表現。
「な、なんか腹が立つ・・・。」
しかし小平太の呟きは、孝廉の腹の音でかき消された。
「よーし飯だ!孝廉、父上と母上をお呼びしろ!」
「はい、兄上。」
「むぅぅぅ、滝!ちょっとこっちに来い!」
「小平太!お前はまず泥を落として来い!!!」
親当さんの雷。
これには弟連中は逆らえません。
逆らってはいけないのです。
ぐうの音も出ない小平太は、すごすごと井戸へ向かったのでした。



明日からあれですよ、「滝夜叉丸の夏休み」が始まるんですよ。(笑)

今日の小話は・・・・

今日の小話は、本当に妄想が激しすぎます!!!
注意ですよ!(^^;)
以前絵チャの中で盛り上がった話題。
小平太は何番目か?
結果自由奔放な三男あたりではなかろうかと。
という事は、以前捏造した小平太の弟小次郎は、四男あたりですね。(^^;)
で、今回はまた小平太の兄弟を捏造してます!
お兄ちゃんです!長男です!
そこでふと考えたのは。小平太の家は武士なのか農家なのか?
その辺からつらつら妄想していくうちに、え?何時間経った??
て言う状態に。(^^;)
育ちのいい小平太も捨てがたい!
いやしかし、農家育ちで庶民的な小平太だって可愛いじゃないか!
絵チャの中で盛り上がったのが、小平太大家族説。(笑)
滝はいい所のぼんぼんなので、ぎすぎすした親類関係しか知らない。
でも小平太の家で、あまりのアットホームぶりにカルチャーショック!
そんな事を踏まえればやはり農家か?
にわとりか玉子かの論争の末。
結果!!!

地下人(身分の無い武士)上がりの貧乏武家。(笑)

に行き着きました。(笑)
豆腐ほど脆い時代考証なので間違いだらけですが、その辺はスルーしてください。(土下座)
七松家妄想↓

お互い様

体育委員会話です。
今日は小説を更新したので、短いです。(^^;)
すみません。(--;)








次屋がいなくなる。
こんな事は日常茶飯事だ。
あの無自覚迷子め!
いらいらと苦虫を噛み潰した顔で、滝夜叉丸は裏山を走り抜ける。
金吾と四郎兵衛には自分のペースで頂上を目指せと言いつけてきた。
小平太はいつもの暴走で、とっととその姿は消えうせている。
このまま次屋をほったらかしにする訳にはいかない。
次屋を追い掛け回すのに慣れている滝夜叉丸には、大体のパターンが読める。
めぼしい場所を思い浮かべ、滝夜叉丸はかける足を速めた。
その時。
がさがさと茂みが蠢いた。
そして、一瞬見えた着物の色。
あれは三年生の青丹色。
「そこか!三之助ぇぇ!!!!」
ダッと地を蹴り上げ、飛び掛るようにして腕を伸ばした滝夜叉丸。
その手には、がっちりと掴まれた着物の襟。
よし!捕まえた!!
そう思い、引っ張り上げた滝夜叉丸の前。
現れたのは、確かに青丹色の着物。
しかし。
「でぇえええ?」
いきなり引っ張り上げられ、妙な奇声を上げて驚くのは3年生の名物迷子。
「か、神崎左門・・・・・」
いら。
滝夜叉丸の血管が切れた。
「な、なんでお前!え?ああ?」
もう何だか訳が分からない滝夜叉丸の耳に響いたのは、同級生の疲れた声。
左門をつかんだまま、振り返れば名物のそろばんを抱えた三木ヱ門。
そのもう片方の手には、引き摺られる青丹色の着物。
同じように呆けた顔で首をかしげる三之助の姿だった。
三之助を差し出し、三木ヱ門は疲れの濃い顔で少し笑う。
「トレードだ・・・。」
同じように疲れきったため息を吐き、滝夜叉丸は左門を差し出す。
「おう。」
顔を付き合わせた二人の迷子は、人の苦労も知らずに嬉しそうに顔をほころばせた。
「よお!」
「やっ!」
挨拶してる場合じゃねーよ。
この時ばかりは互いの労をねぎらい合う滝夜叉丸と、三木ヱ門だった。

丁度いい塩梅

滝夜叉丸先輩の後ろには、七松先輩が張り付いている。
今日は3年生の実習訓練の為に、塹壕堀りや罠を仕掛けに裏裏山まで来ていた。
本当は今日中に終わらせる予定だったけど、いつもの調子で次屋先輩が迷子になったり七松先輩が暴走したりで、随分時間が押してしまっているのだ。
でも、そうなる事をどこかで予期していたのだろう。
滝夜叉丸先輩は全員分の干し飯を用意してくれていた。
野菜の切れっ端と、ちょっとの味噌を足して美味しそうな味噌水を作ってくれた。
てきぱきと夕食の準備をする先輩の背中には、べったりと張り付く七松先輩。
もはや妖怪。
でも、誰も気にしない。
だって、それがもう当たり前になってしまっているから。
七松先輩は、事あるごとに滝夜叉丸先輩の頭に顎を乗せて肩に腕をかけて寄りかかる。
まるで背負われているように見える。
最初は嫌がっていた滝夜叉丸先輩も、慣れてしまったようで無駄な抵抗はしない。
「先輩、重いです。」
少し身を捩りながら、全員分のお椀に味噌水をよそっていく滝夜叉丸先輩。
そんな抗議に耳を傾けるはずも無い七松先輩。
「あ、滝ー!私の椀には干し飯が少ないぞ!」
確かに、一番大きな七松先輩のお椀には汁の方が多いようだ。
「何を子供のような事を仰っているんですか!!椀が大きいからそう思えるだけで、全員同じぐらいです!」
キッと睨みつける滝夜叉丸先輩の気迫に、七松先輩も流石に一瞬怯む。
「だ、だって滝・・・私が一番体が大きいんだぞ?その分食べなければ動けないではないか!」
「もうそれ以上動き回らなくて結構!これを食べて罠を仕掛けたら塹壕の中で野営して、夜明けと共に学園へ出発です!授業開始までに戻りますからね!」
「うっー・・・・・滝夜叉丸のバカ!」
ギュッと腕に力を込めてしがみつく七松先輩。
あ、滝夜叉丸先輩の首が絞まる・・・。
顔を真っ赤にしてもがく滝夜叉丸先輩に、僕達はため息をついた。
「「「かわいそう」」」
「だったら助けに来い!!!!ぐっ!」
「滝のバカぁ!腹が減ってんだぞー!」
「ぐっお!」



食事の後、滝夜叉丸先輩は戦線離脱した。



ん、当たり前だ。
でもその夜、広く掘られた塹壕の奥で優しい七松先輩の声を聞いた。
僕達の事をとっても大事に、そして可愛がってくれる七松先輩。
だけどその声は、滝夜叉丸先輩にだけしか向けられないものだってみんな知ってる。
「ごめんな、滝夜叉丸。」
そしてその声に応える滝夜叉丸先輩の声も、後輩の僕達が可愛いって思うほど大人しくて優しい。
「わ、分かれば良いんですよ・・・。」
ちらりと覗き見た滝夜叉丸先輩の顔が赤かったのは、焚き火の所為じゃないって事もみんな知ってるんだ。

「よぉし、目を閉じて耳をふさいで寝るぞ!」

次屋先輩の小さな掛け声に、僕達も小さく返事をした。
金吾をはさんで、ギュッと隙間の無い川の字になって目を閉じる。
明日は朝から学園までマラソンだから、頑張らないと!
「「「おやすみなさい」」」
笑いながら呟けば、みんなと声が揃う。
それが何だか嬉しくて、楽しかった。


丑三つ時も過ぎた頃、頭を撫でる大きな手も。
はだけた上着を直して、ポンポンとあやす優しい手も。



僕達は知っている。


× CLOSE

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

メールフォーム

感想などありましたらこちらから。

感想などありましたらこちらから。

プロフィール

HN:
ハヂ
性別:
女性
自己紹介:
忍たま出戻り組。以前は伝半・清団でしたが今回はこへ滝にすっころぶ。その勢いで文三木や長仙・留伊・雑伊が気になり始めました。(気が多い)
毎日夕方10分間の為に、色々と頑張れる。

バーコード

カウンター

× CLOSE

Copyright © 錆浅葱 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]